酵素フィルタの安全性
一般的に溶菌酵素は長期保存が生命線となる鳥や魚の卵に含まれ、外部からの雑菌による腐敗を防止し、人や動物の涙や唾液にあっては体内への菌の感染を阻止するなど、細菌からの防波堤の役目を担っています。 このように酵素は、生命体には必須の物質であり、基本的に安全な物質であるということが出来ます。
酵素フィルタに用いられる修飾溶菌酵素の急性毒性試験
前述の通り、酵素フィルタに用いられている溶菌酵素は一般に安全といえる物質であり、またフィルタへ固定化されているため剥離して飛散することもありません。
確実な安全性を実証するため、下記の急性毒性試験を実施しました。
試験依頼先:(財)食品薬品安全センター秦野研究所
試験項目:修飾溶菌酵素のラットにおける静脈内投与毒性試験
試験結果:
1:死亡例 … 14日間の観察期間中に死亡例は認められませんでした。
2:一般状態 … いずれの例の一般状態にも、変化は認められませんでした。
3:体重 … いずれの例の体重も観察期間を通して順調な増加を示しました。
4:剖検所見 … いずれの例の器官および組織にも、異常は認められませんでした。
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