低エネルギー触媒
LFW (Let’s Find a Way)
「2050年カーボンニュートラル」実現に向けて、弊社に於きましても
触媒メーカーとして何ができるかを日々考え、研究開発に取り組んでおります。
そのひとつの成果であるLFWをご紹介いたします。
以下にLFWの特性を記載しておりますが、LFWにつきましては既存の触媒としての使用法に囚われない、新たな使用法、可能性がないかも日々探求しておりますので、是非弊社まで気軽にお問い合わせください。

特性
- 従来の触媒より低温域で高活性
→装置の低温運転が可能
⇒省エネ、CO2削減に寄与 - 触媒の最大の弱点である、有機シリコンへの耐性が非常に高い
→今まで触媒式の適用が難しかった分野でも対応可能 - 貴金属や有害物質フリー
→サステナビリティが高い(長期安定供給、地政学リスク低減等)
触媒仕様
触媒種 | LFW |
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形状 | ハニカム状 |
セル数 | 200 cells/inch2 |
標準サイズ | 150×150×50t mm |
充填比重 | 約0.8 g/cc |
触媒性能グラフ
従来型触媒およびLFW触媒の各温度における分解および除去効率 (%)



アルデヒド類、酢酸系、アルコール類への活性が高く、250℃以下の低温処理が可能となります。

従来触媒と比較して耐Si性が高く、Si共存下での性能保持期間が顕著に伸びております。
適用分野
- 二次処理用途:様々な排ガス処理装置(触媒燃焼法、直接燃焼法、蓄熱式燃焼法等)の後段に設置することで分解効率補強、臭気除去
- ホルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどの単一ガスを低温で高効率処理
- RTOからRCOへの改造。またガスバーナーから電気ヒーターへ改造することでグリーン電気での運転も可能
- 既設触媒燃焼装置の触媒種置き換えによる低温化
- 電気自動車、半導体、宇宙などの将来の用途
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担当部門 | 環境触媒本部 |
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