アンモニア(NH3)および
有機窒素分解触媒
半導体製造工程、生活排水、化学工場などから排出されるガス状のアンモニア(NH3)を処理するアンモニア分解触媒をご紹介します。
従来の白金等の酸化触媒でアンモニアが含まれている排ガスを燃焼した場合、アンモニアそのものは酸化分解・処理されますが、同時にNOxやN2Oが副生成物として発生してしまうという問題があります。
弊社アンモニア分解触媒はNOx、N2Oの発生を低く抑え、尚且つ還元剤を使用せずにアンモニアを処理可能です(1%程度の高濃度まで対応可能)。
また、同様の問題が発生する有機窒素化合物についても対応可能です。
尚、触媒成分には五酸化バナジウム(V2O5)などの有害物質を含みません。

対象ガス
アンモニア、シアン化水素、アクリロニトリル、その他有機窒素化合物(DMF、NMP、トリメチルアミン等)の処理
触媒仕様
触媒名 | アンモニアおよび有機窒素分解触媒 (IKOMAC・NHNシリーズ) |
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形状 | ハニカム状 |
セル数 | 200 cells/inch2 |
標準サイズ | 150×150×50t mm |
充填比重 | 約0.7 g/cc |
推奨入口温度 | 280℃~ |
実績
放散塔排ガス・ストリッピング、リークアンモニア、リチウムイオン電池、ポリイミドフィルム、半導体、発電所、下水処理、化学工業、農薬、食品工業、合成繊維、電着塗装、その他多数
アンモニア反応率(酸化触媒とアンモニア分解触媒の比較)
一般的な酸化触媒にてアンモニアを処理する場合、NOx、N2Oが大量に生成され、二次処理が必要になります(左図)。それに対して、弊社アンモニア分解触媒は酸化機能と還元機能の両機能を兼ね備えているため、本触媒のみで高効率アンモニア分解、及びNOx、N2Oの副生を著しく抑制することが可能になります(右図)。


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