リークNH3分解触媒
現在、アンモニア合成には再生エネルギーを使用したグリーンアンモニアと化石燃料を使用するもののCO2を回収や貯蔵するブルーアンモニアがあります。 弊社ではこれらアンモニアを燃料として使用する分野に触媒を通して貢献しております。
リークNH3分解触媒
脱炭素の燃料としてアンモニア(NH3)を使用する場合、燃焼に使用されずにリークするNH3に注意が必要です。このリークアンモニアを処理する場合にはCO2の310倍もの温暖化係数を持つ亜酸化窒素(N2O)の発生を抑制したアンモニアの処理が必要となります。
通常、アンモニアを酸化燃焼した場合、アンモニア自身は酸化分解されますが、同時に副生成物としてNOx及びN2Oが副生します。
弊社ではNH3を燃焼させる際にNOx及びN2Oの副生を抑制したアンモニア分解触媒をラインアップに取り揃えております。
酸化触媒とNH3分解触媒性能比較
一般的な酸化触媒にてアンモニア除去(NH3除去)をする場合、白金等の貴金属触媒では低温運転することによりNOxの抑制は出来てもN2Oは生成します。(以下グラフ)
しかし、当社アンモニア分解触媒は酸化機能と還元機能を有しており、アンモニアを高効率で分解・除害し、NOx、N2Oの低減も実現します。(以下グラフ)
当社アンモニア分解触媒は30%の高水分下でも良好なNH3分解性能及びNOx、N2Oの低減を実現します。(以下グラフ)
触媒仕様
触媒名 | アンモニア分解触媒 |
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形状 | ハニカム状 |
セル数 | 200セル(カスタマイズ可能) |
標準サイズ | 150×150×50tmm |
充填比重 | 0.65~0.75 g/cc |
推奨SV | 3,000~10,000h-1 |
推奨触媒入口温度 | 300℃~500℃ |
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担当部門 | ビジネスイノベーション推進室 |
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