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米国UOP社の技術者と 対等にディスカッションしたい

研究所 プロセス触媒研究室/研究開発 2021年入社

開発を担当した石油精製・石油化学用触媒の
試作が進行中

大学院では、香料や薬の原料になるような有用物質をつくる触媒を研究していました。触媒の構造を変えて予想通りの反応を引き出すのが楽しく、スケールの大きな触媒開発に携わりたいと考えるように。世界的にニーズが高い石油精製・石油化学用触媒を通じて社会貢献ができることに惹かれ、日揮ユニバーサルに入社しました。現在は、石油精製・石油化学用触媒に加え、排ガス処理用の工業環境触媒の性能向上に取り組んでいます。石油精製・石油化学用触媒に関しては目的の物質をより効率的に得るための、環境浄化用触媒に関しては耐久性を向上させるための開発をしているのですが、基礎研究段階で新たな合成レシピを自分で考え、求めている性能を出せたときにはやりがいを感じます。研究者として新たな製品を世に出したい気持ちがあり、これから量産化に成功できれば、さらに大きなやりがいを感じられるのではないでしょうか。

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人物写真
働く男性

オペレーターとの密な連携が
プロジェクト成功の鍵

研究所と工場では設備の規模に大きな違いがあり、温度や湿度、空気の流れといった条件も異なるため、同じレシピで同じ成果物ができるとは限りません。細かいレシピの調整は工場で行うのですが、上手くいかなければ、大元のレシピを研究所で再検討する必要が生じます。実は、以前は工場との連携が足りておらず、プロジェクトがなかなか先に進まなかったんです。そこで、意識して工場に足を運ぶ機会を増やし、経験豊富なオペレーターの知見を借りながら、工場の設備への理解を深めていきました。今では、何か課題が発生した際にはすぐにオペレーターに相談し、密にコミュニケーションを取り合って解決策を導き出しています。今後は、米国UOP社の技術者と仕事をすることも多くなると思います。すでにメールでのやりとりは行っていますが、オンラインミーティングで対等にディスカッションできるよう、触媒開発の専門知識と共に英語力を磨きたいですね。

働く男性

1日のスケジュール

08:00
出社、メールチェック、実験シート作成
08:10
朝礼、実験作業について先輩に確認
08:40
実験準備(装置や器具の準備、秤量、溶液の調製等)
09:40
実験開始、合間にサンプル分析、資料作成等
12:00
昼休憩
13:00
実験開始、合間にサンプル分析、資料作成等
15:30
実験終了、片付け、データまとめ、先輩に報告
16:40
退社
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